【完全完璧安定財務】信越化学工業(4063)

 こんにちは!野球の全勝金メダルに大興奮な「ひよっこ」です!本当に強かったです!
 今回は、信越化学工業の銘柄分析記事です。日本屈指の半導体関連銘柄で、世界を舞台に健闘しています。


基本情報

・株価:4,537円
・配当:100円
・利回り:2.20%
・配当性向:38.8%
・増配年数(非減配年数):9年(10年以上)
・権利落ち日:3月末、9月末
・株主優待:なし

参照:信越化学工業HP
   IR BANK


事業内容

 信越化学工業は塩化ビニル樹脂と半導体シリコンウエハーで世界首位の企業です。そんな信越化学工業の事業内容は、大きく分けて4つに分かれています。
 一つ目は、生活環境基盤材料事業です。生活環境基盤材料事業では、上下水道のインフラ、住宅、農業、生活用品に欠かせない塩ビを扱っています。塩ビのシェアは世界一で、シェア率は7.51%です。2位とは、2%ほどの差がついているので、簡単には追いつけません。
 二つ目は、電子材料事業です。半導体の基盤材料であるシリコンウエハーや半導体製造に欠かせないフォトレジスト、フォトマスクブランクス、封止材料、環境車のモーターに使われているレア・アースマグネットを扱っています。特にシリコンウエハーは、信越化学工業が世界首位のシェアを誇っており、シェア率は脅威の30%です。
 三つ目は、機能材料事業です。シリコーンやセルロース誘導体などを扱っています。
 四つ目は、加工・商事・技術サービス事業です。上記事業で取り扱っている製品の加工や建設、メンテナンスを行っています。
 信越化学工業は、いくつもの製品で世界首位のシェアを誇る、化学メーカーです。

参照:信越化学工業HP


業績

 信越化学工業の業績の推移は以下の通りです。

 売上、利益共に右肩上がりです。コロナショックの影響も少なく、安定した事業内容だということが分かります。また、自己資本比率も80%を超えており、財務状況の強固さが際立っています
 2024年第1四半期決算時点では、進捗率29.5%と、上方修正された業績予想をやや上回るペースです。半導体は、今後も様々な機械や家電に搭載されていく必需品ですので、更なる業績拡大に期待できそうです。
 ROAやROEも上昇しています。

参照:信越化学工業HP
   IR BANK


配当関連

 配当金額と配当性向の推移は以下の通りです。

 10年以上減配していません。配当性向は、横ばいです。配当金が増えても、そこまで配当性向が上がらないのは、増配以上のペースで利益が拡大しているということです。これは理想的な形ですので、信越化学工業の強固な財務状況が表れていると言えそうです。
 信越化学工業の配当方針は「諸事情を勘案しつつ、配当性向35%前後を中長期的な目安に安定的な配当に努めてまいります」ということです。2024年の配当金100円は配当性向の38.8%ですので、増配余力が残っています。まだまだ成長する企業、且つ、強固な財務の建設に注力している企業ですので、株主還元第一主義では無いものの、株価の上昇などで株主に還元してくれる企業だと思います。

参照:信越化学工業HP
   IR BANK


目標株価

 信越化学工業は、化学業界に属しています。一口に化学といっても、その幅は広く、単純には言えませんが、化学業界の市場規模は緩やかに上昇しています。こうした市場動向は、信越化学工業にとって、マイナスにはならないと思われます。
 また、信越化学工業が扱っている製品は、半導体やインフラ整備に欠かせないものもありますので、今後も需要が有続けると思われます。
 以上のことから、信越化学工業はAランクとします。
 過去10年間の増益率は16.4%、過去5年間の増益率は11%です。よって、想定PERは、ランク込みで38.11倍です。現在のPERは13.05倍ですので、2.92倍の乖離です。
 これにより、目標株価は13,246円とします。

参照:信越化学工業HP
   XENO BRAIN


総評

 以上のことから、ミドルゲイン銘柄として積立を継続します。まさに、キャピタルゲインとインカムゲインの両取りが狙える、ミドルゲイン銘柄の代表格です。
 本記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!

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