【驚異の増配力&累進配当銘柄】第一生命(8750)

 こんにちは!毎日雨でややテンションが下がっている「ひよっこ」です!たまにならまだしも、こうも降り続けられるのは嫌ですね…。
 今回は、第一生命の個別銘柄記事です。実は累進配当を明言している銘柄で、知る人ぞ知る穴場銘柄となっています。


基本情報

・株価:2,744,5円
・利回り:3.13%
・配当性向:31.0%
・増配年数(非減配年数):0年(10年以上)
・権利落ち日:3月末
・株主優待:なし

参照:第一生命HP


事業内容

 第一生命は、保険業を中心に、保障事業や資産運用などを手がけています。また、機関投資家として数多くの銘柄の主要株主になっています。第一生命が主要株主となっている銘柄として、例えば東急、味の素、テルモ、りそな、セイコーエプソンなどがあります。
 第一生命は事業戦略として、4つ掲げています。
 一つ目は、国内事業です。国内事業では、「保険ビジネスモデルの抜本的転換」と題し、CX(第一生命と関わる中で、顧客が体験する心理的・感情的価値)デザインを取り入れていくようです。確かに、保険はサービスの質だけでは他社との差別化が難しいと思われるので、非保険分野での差別化を図ることは必要かも知れません。
 二つ目は、海外事業です。海外事業では、国内事業同様、CXデザインの拡充や、新規開拓に重点を置いています。
 三つ目は、財務・資本です。財務・資本では、資本効率やリスクの削減を目指しているようです。
 四つ目は、グループサステナビリティ・グループ経営基盤です。グループサステナビリティ・グループ経営基盤では、サスティナビリティ(持続可能)を目指す、企業行動原則をもとに、事業を行っていくことを明言しています。

参照:第一生命HP
   IR BANK


業績

 第一生命の業績の推移は以下の通りです。

 売上は上昇傾向です。一方で、利益は赤字にはなっていないものの、安定していません。2023年3月期 本決算では、業績予想を13%下回りました。これは、コロナ給付金による損失が要因と考えられます。
 ROEは、財務・資本施策の影響か、比較的高い水準で落ち着いています。売上は伸びているので、資金効率を上げることで、利益が伸びていきます。

参照:第一生命HP
   IR BANK


配当関連

 配当金額と配当性向の推移です。

 2年連続増配です。現在のところ、配当金を出し始めてから一度も減配していません。第一生命の株主還元方針は「安定的な現金配当」です。また、「配当性向 毎期 30%以上」、「1株当たりの配当の減配は原則行わない」としているので、累進配当施策を明言しています。配当性向30%はそこまで高い水準とは言えないので、将来的にはまだまだ伸びしろのある配当性向と言えます。
 第一生命の配当は、高配当銘柄の中では低めの水準ですが、長期間保有することで大きな恩恵を見込める銘柄となっています。

参照:第一生命HP
   IR BANK


目標株価

 第一生命は、金融業界に属しています。金融業界全体は、緩やかに縮小していくと予想されています。また、昔からある生命保険・傷害保険等は、国内の保険加入率は9割に迫っており、飽和状態になりつつあります。また、人口減少から、国内の市場規模は減少傾向です。一方で、海外の保険加入率はまだ低く、隠れた需要がありそうです。第一生命は、海外への進出に重点を置いているので、今後の成長が見込めそうです。
 第一生命の保険事業は、他社を引き離せるほどの参入障壁を築けてはいませんが、今後はCXデザインの拡充によって、差別化が図れると思われます。
 以上のことから、第一生命はBランクとします。今後、成果を出していくことができたら、評価を上げていく方針です。
 過去10年間の増益率は13.4%、過去5年間の増益率は4%です。よって、想定PERは、ランク込みで16.65倍です。現在のPERは14.50倍ですので、1.14倍の乖離です。
 これにより、目標株価は3,153円とします。

参照:第一生命HP
   IR BANK


総評

 以上のことから、インカムゲイン銘柄として積立を継続します。累進配当は強力な施策です。
 本記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!

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