【赤字を乗り越え累進配当を継続】三井金属鉱業(5706)

 こんにちは!インカムゲイン最後の銘柄を記事にしている「ひよっこ」です!感無量です!!!
 今回は三井金属鉱業です。業績がイマイチぱっとしませんが、累進配当を10年以上も継続しています。


基本情報

・株価:3,855円
・配当:140円
・利回り:3.63%
・配当性向:84.2%
・増配年数(非減配年数):0年以上(10年以上)
・権利落ち日:3月末、9月末
・株主優待:なし

参照:三井金属鉱業HP
   IR BANK


事業内容

 三井金属鉱業の事業内容は、大きく3つに分けられます。
 一つ目は、機能材料事業です。機能材料事業では、各種金属の高機能粉末や電子回路基板に必要不可欠なプリント配線板材料である電解銅箔、あらゆる素材の薄膜材料、セラミックス技術を用いた多種多様の素材などを扱っています。
 二つ目は、金属事業です。金属事業では、亜鉛・鉛、銅・貴金属を採掘・提供を行っています。また、資源の有効活用を目指して、金の回収・再資源化も行っています。
 三つ目は、モビリティ事業です。モビリティ事業では、自動車企業向けに触媒や三井金属アクトを提供しています。
 その他、各種産業プラントのエンジニアリング、防錆に関する設計・施工、ロボット用ケーブル・検査装置の製造・販売、情報処理システムなど、多種多様な事業展開を行っています。

参照:三井金属鉱業HP


業績

 三井金属鉱業の業績の推移は以下の通りです。

 売上は緩やかに伸びています。利益は、かなりブレがあり、赤字の年も何年かあります。直近10年では、2016年、2018年が赤字になっています。
 ROE・ROAもかなりブレがあり、現在はかなり低い水準です。

参照:三井金属鉱業HP
   IR BANK


配当関連

 三井金属鉱業の配当金額と配当性向の推移です。

 10年以上連続で累進配当を継続しています。配当性向は大きく変動しており、1、2年では傾向を把握することが困難です。
 三井金属鉱業の配当方針は、「将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、適正な利益配分を行う」です。また、「継続的かつ安定的な配当を行うことを重視し、DOE(連結株主資本配当率)3.0%を目処に配当を行うことを目標」としています。今後の累進配当に希望がもてますね。一方で、「今後につきましては、経営基盤の強化と財務体質の改善の進捗に応じて、株主還元方針の見直しを行ってまいります」とあることから、将来的に減配する可能性があります。

参照:三井金属鉱業HP
   IR BANK


目標株価

 三井金属鉱業は、非鉄金属産業に属します。今後5年間で市場規模が縮小すると予想されています。燃料電池自動車の普及によって燃料電池に使われている亜鉛の需要が増す一方で、ガソリン車で使われる亜鉛の需要が下がるようです。トータルで見ると、需要の減少になるようです。
 三井金属鉱業の事業は、精密機械やモビリティ関連の産業への事業が中心です。安定的な産業だとは思うものの、モビリティ産業での亜鉛需要が低下することが予想されます。
 以上のことから、三井金属鉱業はランクCとします。
 過去10年間の増益率は10%、過去5年間の増益率は15.2%です。よって、想定PERは、ランク込みで33.43倍です。現在のPERは23.2倍ですので、1.44倍の乖離です。
 これにより、目標株価は5,559円とします。

参照:三井金属鉱業HP
   XENO BRAIN


総評

 以上のことから、インカムゲイン銘柄として積立を継続したいと思います。業績に不安が残るものの、赤字を出している年も累進配当を継続してくれています。
 本記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!

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