【トヨタグループの巨大商社】豊田通商(8015)

 こんにちは!初のミドルゲイン銘柄の紹介となりました「ひよっこ」です!豊田通商は、今ひよっこのポートフォリオで最も好調な銘柄の一つです!(2021年時点)
 今回は、豊田通商の銘柄分析記事です。トヨタグループの総合商社で、アフリカに強みがあります。


基本情報

・株価:8,432円
・配当:214円
・利回り:2.53%
・配当性向:25.0%
・増配年数(非減配年数):10年以上(10年以上)
・権利落ち日:3月末、9月末
・株主優待:なし

参照:豊田通商HP
   IR BANK



事業内容

 豊田通商の事業内容は、大きく六つに分けることができます。
 一つ目は、金属事業です。金属事業では、自動車向けの金属加工やレアメタルなどの資源開発、廃車リサイクルなどを行っています。
 二つ目は、グローバル部品・ロジスティクス事業です。グローバル部品・ロジスティクス事業では、主に自動車向けの部品を世界中で製造しています。
 三つ目は、自動車事業です。自動車事業では、トヨタグループが製造した自動車を世界各国に輸出しています。
 四つ目は、機械・エネルギー・プラントプロジェクト事業です。機械・エネルギー・プラントプロジェクト事業では、自動車製造に関わる機械の販売やサポート、再生可能エネルギーによる発電所の展開、新興国でのインフラ整備を行っています。
 五つ目は、化学品・エレクトロニクス事業です。化学品・エレクトロニクス事業では、自動車の材料や洗剤原料・衛生材料・包装材料などの化学材料、電子デバイス・ソフトウェアを取り扱っています。
 六つ目は、食料・生活事業です。食料・生活事業では、穀物・食品・保険・繊維・住環境・ヘルスケア・メディカルケアに分かれて商品を扱っています。
 自動車関連の商品を中心に、様々な商品を取り扱い、製造しています。また、アフリカへの進出を強化しています。

参照:豊田通商HP


業績

 豊田通商の財務状況は以下の通りです。

 収益は右肩上がりです。利益も分かりづらいですが右肩上がりです。2016年に赤字となっていますが、これはガスなどの資源が暴落した影響で、商社全体が大きな減損となりました。2024年3月期 第1四半期決算時点では、年間業績予想に対して進捗率が30.90%と、業績予想を大きく上回るペースで推移しています。
 ROEは10%前後を推移しており、他の商社と同じくらいです。ROAは3%程で、ROEと同様に他の商社と同水準です。

参照:豊田通商HP
   IR BANK


配当関連

 配当金額と配当性向の推移です。

 10年以上増配を続けています。配当性向はほぼ横ばいで、30%弱で推移しています。増配余力は十分と言えます。ただ、2016年は赤字となっているので、注意は必要です。
 豊田通商の配当方針には「連結配当性向25%以上を基本方針とし、安定的な配当の継続並びに1株当たりの配当の増額に努めていく」とあるので、累進配当を努力目標として明記しています。累進配当を意識していることは、インカムゲイン投資家にとっては心強いですね。また、早くも今期の配当予想を引き上げました。
 過去の実績や配当方針から、配当のダブルバガーを期待できる銘柄です。

参照:豊田通商HP
   IR BANK


目標株価

 豊田通商は、商社業界に属しています。商社業界全体は、来年度をピークに衰退すると予想されています。ただ、豊田通商は、トヨタグループの総合商社ですので、関連会社からの依頼で、一定の需要があり続けると思われます。
 豊田通商は、グローバル展開を進めているため、海外からの業務に対応することができます。豊田通商のグローバル力は、特にアフリカでの参入障壁を築き上げています。また、豊田通商は、自動車関連を中心に利益を上げています。自動車はガソリン車からの転換はあるものの、電気自動車、空飛ぶ自動車、自動運転など、様々な形で存在し続けます。もちろん、転換されることで、必要な材料や技術等は、異なると思いますが、今後も豊田通商がトヨタグループの産業を支える構図に変わりは無いと思われます。
 以上のことから、豊田通商はBランクとします。今現在、電気自動車や自動運転技術に関する事業を扱っていないことから、ランクを一つ下げています。今後、対応することができたら引き上げていきたいと思います。
 過去10年間の増益率は15.2%です。過去5年間の増益率は17.8%です。よって、想定PERは、ランク込みで44.57倍です。現在のPERは9.82倍ですので、4.53倍の乖離です。
 これにより、目標株価は38,275円とします。

参照:豊田通商HP
   XENO BRAIN HP


総評

 以上のことから、今後もインカムゲイン銘柄として積立を継続します。累進配当に期待です。
 本記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!

※投資は自己責任でお願いします!
↓下のボタンをぽちっ!としていただけると大変喜びます!

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました