こんにちは!遂に三菱商事の個別銘柄記事を書いている「ひよっこ」です!ずっっっと前から書こうと思いつつ、なかなか書かずにいました。(てっきり書いたものだと…笑)
三菱商事は日本5大商社の一角です。近年、ウォーレン・バフェット氏が投資した銘柄として注目され、株価がかなり上昇した累進配当銘柄です。
事業内容
・株価:6,891円
・利回り:3.04%
・配当性向:30.8%
・増配年数(非減配年数):8年(8年)
・権利落ち日:3月末、9月末
・株主優待:なし
参照:三菱商事HP
IR BANK
基本情報
三菱商事の事業は、12の部門に分けることができます。
一つ目は、産業DX部門です。産業DX部門では、中期経営戦略2024で成長産業として位置づけられている部門です。産業・企業・地域をデジタルで繋いで社会問題を解決し、地域社会の活性化を目指しています。
二つ目は、次世代エネルギー部門です。次世代エネルギー部門では、エネルギートランスフォーメーション(EX)の推進を目指しています。エネルギーの安定供給と、低・脱炭素などの環境負荷軽減を両立を掲げています。石油、LPガス、アンモニア発電、バイオ燃料などを扱っています。
三つ目は、天然ガスグループです。天然ガスは、石油や石炭と比べて、環境負荷が少ないエネルギーです。北米、東南アジア、オーストラリア等から調達しています。
四つ目は、総合素材グループです。総合素材グループでは、あらゆる分野(デジタル・電化、電気自動車等)に向けた素材を調達しています。
五つ目は、化学ソリューショングループです。化学ソリューショングループでは、幅広い分野において、社会や生活を支える上で必要不可欠な化学素材を供給しています。
六つ目は、金属資源グループです。金属資源グループでは、非鉄金属のトレーディング・開発・投資をしています。
七つ目は、産業インフラグループです。産業インフラグループでは、インフラ、船舶、宇宙航空機、産業機械向けに、エンジンや電子機器、保守サービスを行っています。
八つ目は、自動車・モビリティグループです。自動車・モビリティグループでは、三菱自動車、三菱ふそう、いすゞ自動車が製造する自動車の販売を行っています。また、バッテリー部門も有しています。
九つ目は、食品産業グループです。食品産業グループでは、国内外を問わず、農畜産事業・水産事業を幅広く扱っています。また、発酵・細胞培養技術を生かした食品化学事業も展開しています。
十個目は、コンシューマー産業グループです。コンシューマー産業グループでは、三菱商事が取り扱っている商品(食品、衣服等)の流通・販売を担っています。
十一個目は、電力ソリューショングループです。電力ソリューショングループでは、再生可能エネルギーの発電・送電・トレーディング等を扱っています。
十二個目は、複合都市開発グループです。複合都市開発グループでは、高機能で魅力的な街づくりを行っています。
様々な事業を展開し、あらゆる事業を組み合わせることで新しい価値を生み出しています。
参照:三菱商事HP
業績
三菱商事の業績の推移は以下の通りです。
売上は右肩上がりの傾向があります。利益は、資源価格にも左右されるため、あまり安定していません。
2024年3月期 第2四半期決算では、進捗率が49%と、業績予想をやや下回っています。ただ、今期の配当予想を引き上げたり、株式分割を発表したりと、株主還元策を公表してくれました。インカムゲイン投資家からするとプラスですが、キャピタルゲイン投資家としては、業績予想通りに利益を積み上げられていないことがマイナスです。決算発表後の株価は一気に4%ほど下げています。
ROEは2021年中期計画の二桁まで上昇し、その後は維持しています。
参照:三菱商事HP
IR BANK
配当関連
三菱商事の配当金額と配当性向の推移です。
8年連続増配です。配当性向はまだ30%ほどですので、余裕があります。三菱商事の配当方針は、「持続的な利益成長に応じて増配を行う累進配当を基本方針」とし、配当性向については「30%~40%程度の総還元性向を目処とした株主還元」としています。配当性向は30%程度と基準上にありますので、今後の増配には増益が欠かせません。
対外的に累進配当を宣言している貴重な銘柄です。
参照:三菱商事HP
IR BANK
目標株価
三菱商事は、商社業界に属します。業界全体の市場規模は縮小すると予想されています。コロナ対策の終わりは恩恵をもたらすものの、それ以上に環境問題が減収要因となりそうです。SDGsに配慮した事業を進めていくことが鍵となりそうです。
三菱商事の事業は多岐に渡るため、急激な業績の変化は起きづらいです。ただ、資源価格によっては、業績が傾いてしまうので、注意が必要です。最近は、事業同士のコラボレーションが新規事業を立ち上げる好循環が見られます。また、環境エネルギー事業にも積極的に参入しています。
以上のことから、三菱商事はBランクとします。資源以外の事業が業績に占める割合が高まり、資源価格に左右されないようになったらランクの引き上げを検討します。
過去10年間の増益率は10.1%です。過去5年間の増益率は9.9%です。よって、想定PERは、ランク込みで27.71倍です。現在のPERは10.32倍ですので、2.68倍の乖離です。
これにより、目標株価は18,505円とします。
参照:三菱商事HP
XENO BRAIN
総評
以上のことから、インカムゲイン銘柄として積立を継続します。累進配当を掲げているので、安心して保有し続けられそうです。
本記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!
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