【累進配当の王道】三菱UFJ(8306)

 こんにちは!コブクロのNewアルバムが届いてテンションが高い「ひよっこ」です!
 今回は、三菱UFJの銘柄分析記事です。累進配当銘柄といえばこの名前が挙がる、そんなインカムゲイン投資家にとって心強い銘柄です。

基本情報

・株価:1,331円
・配当:41円
・利回り:3.08%
・配当性向:ー
・増配年数(非減配年数):3年(10年以上)
・権利落ち日:3月末、9月末
・株主優待:なし

参照:三菱UFJ HP
   IR BANK


事業内容

 三菱UFJの事業は、大きく分けて4つの事業を運営しています。
 一つ目は、銀行事業です。三菱UFJ銀行を主軸として、国内だけでなく東南アジアへも展開しています。三菱UFJの収益の3割がこの銀行事業です。
 二つ目は、信託事業です。三菱UFJ信託銀行を主軸として、国内や海外に展開しています。
 三つ目は、証券事業です。証券事業は、モルガン・スタンレーに出資し、グローバル展開しています。
 四つ目は、クレジットカード・コンシューマーファイナンス事業です。クレジットカードのニコスやカードローンのアコムを子会社として保有しています。

参照:三菱UFJ HP


業績

 三菱UFJの業績の推移は以下の通りです。

 収益は前年度から跳ね上がりました。利益は前年度、最高益を達成しています。銀行業のみに頼らない収益源の確保していることや、海外の収益比率が高いことが三菱UFJの強みです。特に、これからの経済発展が見込まれる東南アジアに進出していることで、今後の収益向上が見込めます。
 ROA・ROEは低めの水準です。金融銘柄は低めの水準ですので、特に心配はしていません。

参照:三菱UFJ HP
   IR BANK


配当関連

 三菱UFJの配当金額と配当性向の推移です。

 10年以上累進配当を継続しています。今年度も9円の増配を発表しました!配当性向も40%を下回っており、まだまだ余力があります。
 三菱UFJの配当方針は「利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的・持続的な増加を基本方針とし、2023年度までに配当性向40%への累進的な引き上げをめざす」としています。このように累進配当を明記している銘柄は少ないので貴重です。ただ一つ気がかりなのは、「配当性向40%への累進的な引き上げ」です。業績予想上では、2023年度は40%の配当性向となる予定でしたが、結果的には35%にとどまっています。次年度以降も40%までは増配が見込めそうです。

参照:三菱UFJ HP
   IR BANK


目標株価

 三菱UFJは、金融業界に属しています。金融業界は、今後5年間で市場規模が縮小していくと予想されています。一見すると逆境に見えますが、自動運転による保険需要の低下が要因のようです。よって、三菱UFJにとって、大打撃とはならなそうです。
 三菱UFJは、事業内容は競合他社との差別化を図り切れていませんが、海外比率が高いです。三菱UFJが進出している東南アジアは、今後大きく成長すると考えられています。そのため、需要の拡大が見込めます。また、ブランド力は絶大です。海外展開を促進し、海外でもブランド力を高めることができれば、今後の成長が見込めます。
 以上のことから、三菱UFJはBランクとします。
 過去10年間の増益率は1.4%、過去5年間の増益率は2.4%です。よって、想定PERは、ランク込みで13.43倍です。現在のPERは10.42倍ですので、1.28倍の乖離です。
 これにより、目標株価は1,716円とします。

参照:三菱UFJ HP
   XENO BRAIN


総評

 以上のことからインカムゲイン銘柄として積立を継続します。海外展開を進めていけば、更なる業績拡大が見込めるので、増配にも期待できそうです。
 本記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!

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