こんにちは!キーエンスの過去の決算月変更対応に苦労した「ひよっこ」です!
今回は、日本で最も利益率が高い企業の一つであるキーエンスの銘柄分析記事です。
基本情報
・株価:59,430円
・利回り:0.5%
・配当性向:20.0%
・増配年数(非減配年数):0年(10年以上)
・権利落ち日:3月末、9月末
・株主優待:なし
参照:キーエンスHP
IR BANK
事業内容
FAセンサーを始めとする高付加価値商品を自動車・半導体・電子・電気機器・通信・機械・化学・薬品・食品などの幅広い業界に展開しています。キーエンスは、顧客の要望に応じた製品を製造・販売しています。また、その製品は世界初を多く取り入れており、代替不可となっています。近年は、海外の需要が高まっているようです。
こうした代替不可の製品を多数取り扱っているのが、キーエンスです。
参照:キーエンスHP
業績
キーエンスの業績の推移は以下の通りです。
売上・利益共に右肩上がりです。コロナ下において、設備投資が減った際は、業績が落ち込みましたが、それ以外の期間は、大幅に上昇しています。今年度は業績予想を公開していないので、業績推移は不透明ですが、2024年3月期 第1四半期決算時点では、前期の業績を6.9%上回っています。
キーエンスの業績で目を見張るのは、利益率の高さです。この利益力は、徹底的な無駄の排除によるものです。顧客と直接売買をすることで仲介料をカットし、徹底的な時間の管理による業務効率の見える化など、様々な取り組みを行っています。
ROE、ROAは、自己資本率が高いため、ほとんど同水準となっています。自分たちの資金の中でやり繰りすることで、利子を払わずに済むので、高利益率を維持することができますね。
参照:キーエンスHP
IR BANK
配当関連
キーエンスの配当金額と配当性向の推移です。
10年以上累進配当を継続しています。配当性向はまだ低い水準ですので、上昇の余地有りです。キーエンスの配当方針は、「内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続していく」となっています。キーエンスは、業績を伸ばすことで自社の株価を引き上げることが最大の株主還元となりそうですので、配当には積極的ではありません。しかし、過去10年間で配当金額は20倍になっています。
参照:キーエンスHP
IR BANK
目標株価
キーエンスは機械業界に属します。コロナ下で落ち込んでいた設備投資が徐々に戻ってきているため、業界全体は市場規模が拡大しています。
キーエンスの事業は、他社との大きな参入障壁を築いています。キーエンスにしかできない、世界初の技術や製品を多数展開し、顧客に合わせた製品づくりを行っているので、高い利益を生み出すことができています。
以上のことから、キーエンスはAランクとします。今後も新技術の開発を続けることができれば、顧客を虜にすることができそうです。
過去9年間の増益率は17.4%です。過去5年間の増益率は11.5%です。よって、想定PERは、ランク込みで39.92倍です。現在のPERは39.12倍ですので、1.02倍の乖離です。
これにより、目標株価は60,659円とします。
参照:キーエンスHP
XENO BRAIN
総評
以上のことから、グロースインカムゲイン銘柄として保有し続けます。配当がどこまで増えるかは未知数ですが、増益すればゆっくりではあるものの、増配してくれています。この実績を信じます。
本記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!
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