【配当死守銘柄】ENEOS(5020)

 こんにちは!土日を持て余している「ひよっこ」です!やることがない(正確にはやりたいことはあるものの、手が付かない)ときはどのように過ごしたら良いのでしょう???
 今回は、石油元売り、ENEOSの銘柄分析記事です。SDGsの観点から、時代を逆行している事業を本業としており、衰退が予想されています。ENEOSの次なる一手を探っていきます。


基本情報

・株価:463.7円
・配当:22円
・利回り:4.74%
・配当性向:47.3%
・増配年数(非減配年数):0年(10年以上)
・権利落ち日:3月末、9月末
・株主優待券:なし

参照:ENEOS HP
   IR BANK


事業内容

 ENEOSの事業は大きく3つに分けることができます。
 一つ目は、エネルギー事業です。エネルギー事業では、ガソリン・水素・給電スタンドの運営や、家庭用電力・ガス、LPガスの供給を行っています。
 二つ目は、石油・天然ガス開発事業です。石油・天然ガス開発事業では、産油国・産ガス国(アジア、中東、米国)で、資源開発・産出を行っています。
 三つ目は、金属事業です。金属事業では、資源の開発・製錬から、IoT 、AI化が進展する社会に欠かせない先端素材の製造・開発、さらには使用済み電子機器からのリサイクルまで、銅・レアメタルを中心とした非鉄金属に関する一貫した事業展開をグローバルに行っています。
 石油の印象が強いENEOSですが、石油以外の資源も取り扱っている、エネルギー・素材の総合企業です。

参照:ENEOS HP


業績

 ENEOSの業績の推移は以下の通りです。

 売上は近年上昇傾向です。利益は赤字となっている年が複数年あり不安定です。2023年3月期 第3四半期決算時点では、進捗率が68%と、業績予想を下回っています。前年から大幅な減益予想ですので、予想を下回っているのは、よくないです。
 ROE・ROAは、かなり低い水準です。資源業界は低めですので、ENEOSの一人負けではありませんが、効率を上げることは必須です。

参照:ENEOS HP
   IR BANK


配当関連

 配当金額と配当性向の推移です。

 今のところ10年間非減配です。ただ、赤字のため、配当性向が計算できない年が何年かあります。ENEOSの配当方針は、「中期的な連結業績の推移および見通しを反映した利益還元の実施を基本としながら、安定的な配当の継続に努める」とあり、これまでの実績から安定的な配当の継続が達成されていると言えそうです。また、中期経営計画には、「現状を下回らない配当水準とする」、総還元性向については、「3カ年累計在庫影響除き当期利益の50%以上」とも明記しており、ここ数年間は累進配当政策を維持すると思われます。
 配当性向には余裕がありますが、赤字の年があることが気になります

参照:ENEOS HP
   IR BANK


目標株価

 ENEOSは、石油業界に属しています。石油の需要は年々減少しており、今後もその傾向が続くと思われます。ENEOSにとって、この状況は逆行となっています。
 ENEOSは、石油元売りで国内首位のシェアを握っています。また、水素や電気のステーションを保有しており、脱石油の動きを加速しています。ただ、現在の主力事業が時代と逆行していることから、短期的には厳しい時期が続きそうです。長期的に復活できるかは、新規事業しだいといったところです。
 以上のことから、ENEOSはCランクとします。
 過去10年間の増益率は-1.3%、過去5年間の増益率は-17.5%です。よって、想定PERはランク込みで、2.6倍です。現在のPERは4.9倍なので、0.54倍の乖離です。
 これにより、目標株価は252円とします。

参照:ENEOS HP


総評

 以上のことから、インカムゲイン銘柄として積み立てて行きます。利回りが魅力的ですが、業績に難ありです。
 本記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!

※投資は自己責任でお願いします!
↓下のボタンをぽちっ!としていただけると大変喜びます!

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました