【幅広い事業展開が安定の秘訣】日東電工(6988)

 こんにちは!本日はお休みな「ひよっこ」です!世間が出勤されている中、休みなのは良いですね!!!
 今回は、日東電工の銘柄分析記事です。日東電工は、テープなどの薄くて粘着性のある製品を多く取り扱っています。ニッチな分野で高シェアを握り、中には首位となっているものもあります。


基本情報

・株価:8,120円
・利回り:2.95%
・配当性向:35.5%
・増配年数(非減配年数):2年(10年以上)
・権利落ち日:3月末、9月末
・株主優待:なし

参照:日東電工HP
   IR BANK


事業内容

 日東電工は総合材料メーカーです。テープ類から始まり、液晶用光学フィルムで急成長後、衛生用品や半導体関連まで幅広く事業を展開しています。ニッチな商品では、シェアでトップを誇り、その地位は揺るぎないものとなっています。
 日東電工の事業は大きく3つに分けることができます。
 一つ目は、基盤機能材料事業です。基盤機能材料事業では、シートやフィルムなどのインダストリアルテープを扱っています。これらは、日東電工の「粘着」「塗工」「高分子機能制御技術」をベースとしたコア技術を使用した製品です。これらの技術を生かして作られた製品は、市場で高シェアを獲得しているものも少なくありません。また、環境への配慮が前面に打ち出されています。
 二つ目は、オプトロニクス事業です。オプトロニクス事業では、超薄型偏光板や精密回路付き薄膜金属ベース基板などを取り扱っています。特に後者では、他社にはない独自の技術を保有しており、競合の製品を寄せ付けていません。
 三つ目は、ライフサイエンス事業です。核酸医薬製造用プロセス材料や高分子分離膜などを扱っています。2022年からの新事業のため、今後の成長が見込めます。

参照:日東電工HP


財務状況

 日東電工の財務状況は以下の通りです。

 売上・利益は共にうねっているものの、今期は最高益となっています。こうした好調な業績によって、配当が着実に増配しています。2023年度第3四半期決算時点では、進捗率は95%と、大きく年間業績予想を上回る業績を出しています。今回の決算で下方修正をしたものの、上方修正の可能性があります
 ROAやROEは、ライバル企業となる信越化学工業(25%)、東ソー(15%)と比べるとやや劣るようです。しかし、ROEを重要な指標として認識しており、高めていくことを目標に掲げているので、今後の巻き返しに期待できそうです。

参照:日東電工HP
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配当関連

 配当金額と配当性向の推移です。

 2年連続増配です。配当は10年以上累進配当を続けています。日東電工の配当方針は、「安定的に利益の還元を行うことを基本」としています。特に累進配当について触れてはいませんが、方針通り安定した配当を出し続けてくれています。
 配当性向は、コロナの影響が出始めた2020年は高まっていますが、その後は下げていき、現在は30%台になっています。その間、増配していることから、利益をしっかりと積み上げてきていることが分かります。堅実な業績は配当に好影響を与えるので、この調子を維持してほしいです。

参照:日東電工HP
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目標株価

 日東電工は、化学業界に属しています。化学というと製品幅がかなり広いので、一概には言えませんが、化学市場全体は緩やかに上昇しています。
 日東電工の事業内容は、様々な製品で高シェアを獲得していたり、独自の技術で競合他社と差別化を図っていたりするので盤石です。
 以上のことから、日東電工はAランクとします。
 過去10年間の増益率は8.5%、過去5年間の増益率は2.7%です。よって、想定PERは、ランク込みで18倍です。現在のPERは11.09倍ですので、1.68倍の乖離です。
 これにより、目標株価は13,682円とします。

参照:日東電工HP
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総評

 以上のことからインカムゲイン銘柄として積立を継続します。好業績をしっかりと株主に還元してくれる姿勢がいいですね!
 本記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!

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