【強豪ひしめく業界で生き抜く】バリューコマース(2491)

 こんにちは!新年早々銘柄切りを加速している「ひよっこ」です!まさしくその姿は、ひよこではなく鬼です。
 今回は、EC広告サービスのバリューコマースの銘柄分析記事です。いつか私のブログもお世話になるかも知れませんので、しっかり銘柄分析していきたいと思います。


事業内容

 バリューコマースには、大きく分けて二つの事業があります。
 一つ目は、マーケティングソリューションズ事業です。成果報酬型広告のバリューコマース アフィリエイトを運営しています。広告タップだけでは成果とならず、商品の購入やサービスの申し込みがあった場合のみ成果として反映されます。そのため、広告掲載者からすると、費用対効果が高い広告サービスとなっています。
 二つ目は、ECソリューションズ事業です。クリック課金型のStoreMatch、CRMツールのStore’s R∞、ECサイト運営支援のB-Space、宿泊施設向けの広告サービスのDynatechがあります。
 広告の掲載者と掲載サイトを様々な条件でつないでいるサービスを展開しているのですね。

参照:バリューコマースHP


基本情報

・株価:1,814円
・利回り:3.08%
・配当性向:30.1%
・増配年数(非減配年数):6年(6年)
・権利落ち日:6月末、12月末
・株主優待:なし

参照:バリューコマースHP
   IR BANK


業績

 バリューコマースの業績の推移は以下の通りです。

 売上・利益共に上昇しています。2022年第3四半期時点では、おおむね年間の業績予想通りに推移しています。Yahooの新広告サービスに押されているようです。新規広告掲載者は一定数あるものの、既存の利用者からの利益が取れていないようです。
 ROEは30%を超えており、一般的にはかなり高い水準です。電通(11%)、サイバーエージェント(33%)と、かなり開きがありますが、30%は広告業界の中でも高い方です。

参照:バリューコマースHP
   IR BANK


配当関連

 バリューコマースの配当金額と配当性向の推移です。

 6年連続増配です。この6年間で配当金額は14倍になっています。バリューコマースの配当方針は、「収益動向や内部留保の充実を総合的に検討して、継続的な配当を実施する」としています。また、「目標とする連結配当性向を30%以上」と株主還元施策を重視している姿勢を示しています。最近は株価が軟調ですので、配当も魅力的な水準になってきました。

参照:バリューコマースHP
   IR BANK


目標株価

 バリューコマースは、頭打ち感のある広告業界に属しています。一時は、バブルのようにブロガーが勃興していましたが、今は多くのブロガー(私を含めて)は零細ブロガーであり、生計を立てられるほどの収入を得られなくなり、人気が薄れてきました。ただ、手軽に始められる副業として、注目はされています。
 バリューコマースの広告事業は、利益率の高い事業となっています。しかし、その仕組みを理解されると、競合他社でも似たようなサービスを展開されやすく、実際に現在はYahoo!に押されているようです。参入障壁を築くか、新サービスを展開し続けないと厳しい環境となっています。
 以上のことから、バリューコマースはCランクとします。
 過去10年間の増益率は25%、過去5年間の増益率は43%です。よって、想定PERは、ランク込みで82.2倍です。現在のPERは、9.77倍ですので、8.41倍の乖離です。
 これにより、目標株価は15,262円とします。

参照:バリューコマースHP
   IR BANK


総評

 以上のことから、パッシブキャピタルゲイン銘柄として保有し続けます。現在は、株価が下落しており、含み損が大きくなってきていますが、将来性を信じて耐えたいと思います。
 本記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!

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