こんにちは!新基準での銘柄選定が楽しい「ひよっこ」です!初めてのパッシブキャピタルゲイン銘柄の分析記事となります!
事業内容
神戸物産には、大きく分けて3つの事業があります。
一つ目は、業務スーパー事業です。輸入商社や問屋を仲介せずに商品をやり取りすることで、ローコストを実現し、現在も店舗数を順調に増やしています。また、「食の製販一体体制」として、食品の製造から販売に至るプロセスを自社で管理しています。これによって、安心安全な食をお客さんに届けることができます。
二つ目は、外食・中食事業です。世界中の料理をビュッフェ形式で提供する「神戸クック・ワールドビュッフェ」、厳選された肉やビュッフェデザートを提供する「プレミアムカルビ」、低価格で総菜を販売する「馳走菜」があります。特に「馳走菜」は、コロナ化の需要を掴んでいる事業だと思います。また、「神戸クック・ワールドビュッフェ」は世界中に拠点を持つ神戸物産の強みを生かし、世界中の食文化を同時に味わうことができます。
三つ目は、エコ再生エネルギー事業です。日本各地に太陽光発電所を、北海道にバイオマス発電所を保有しています。
世界中に拠点を持っていることが神戸物産の強みであり、参入障壁となっています。
参照:神戸物産HP
基本情報
・株価:3,790円
・利回り:0.58%
・配当性向:22.7%
・増配年数(非減配年数):10年以上(10年以上)
・権利落ち日:10月末
・株主優待:JCBカード(神戸物産グループの商品と交換可)
参照:神戸物産HP
業績
神戸物産の業績の推移は以下の通りです。
売上・利益共に上昇しています。2022年決算時点では、全ての事業で業績を向上させています。外食・中食事業は赤字ですが、売上が倍増しており、赤字幅も縮小しているので、今後は黒字化できそうです。業務スーパー事業では、出店数の増加が利益に繋がっているので、今後の売上にも期待できそうです。
ROEも24.3%と、一般的には高めの水準です。食品スーパー業界の平均ROEは7.2%、外食は9.4%ですので、圧倒しています。神戸物産のローコスト施策の賜物です。
参照:神戸物産HP
IR BANK
配当関連
配当金額と配当性向の推移です。
現在、10年以上増配しています。この10年で配当金額は10倍になっています。配当性向も非常に安定しています。配当方針は「将来の事業拡大や収益向上を図るための資金需要や財務状況も総合的に勘案し、実施していく」としているので、配当よりも事業投資を優先するようです。神戸物産に投資している人は、配当狙いの人は少ないでしょうから、問題無さそうです。
参照:神戸物産HP
IR BANK
目標株価
神戸物産は、緩やかに拡大しているスーパー業界と縮小している外食業界に主に属しています。市場規模はあまり拡大しているとは言えません。
一方で、神戸物産の事業は、順調に拡大しています。業績が上がっている要因には、店舗数の増加とPB商品の拡充が上げられています。これらは、一時的なものではなく、今後の業績にも関わってきます。逆に、円安による輸入品の商品コストは増えているようです。ただ、こちらも商品価格に反映しているようですし、一時的な要因ですので、長期的に見れば問題ありません。実際、円安を考慮していても業績の向上が見込まれています。
以上のことから神戸物産は、Bランクとします。
過去10年間の増益率は22%、過去5年間の増益率は15%です。よって想定PERは、ランク込みで43.2倍です。現在のPERは、39.17倍ですので、1.1倍の乖離です。
これにより、目標株価は4,200円とします。
参照:神戸物産HP
IR BANK
総評
以上のことからパッシブキャピタルゲイン銘柄の基準を満たしていないため、売却します。かなりの好銘柄ですので、大きく下げた際はまた購入したいと思います。
本記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!
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