銀行株が時価総額首位になった件

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 日本の時価総額首位に一瞬、三菱UFJが立ちましたよね。また、あらゆる都道府県において、時価総額首位の銘柄が銀行株になっていることもX上で出回っていました。そのとき、「銀行株が時価総額首位だなんて国が衰退している証拠」みたいなポストを見かけました。そのポストを見てひよっこは、「はて?銀行はみんな(個人も会社も)使うのだから、首位になることもあるでしょうに」なんて思っていたわけです。だからちょっと考えてみました!


そもそもなぜ時価総額首位になれたのか

 銀行株が首位になったのは、なぜなのでしょうか?各都道府県にも大きな企業は存在すると思うので、そんな中で銀行株が一番時価総額が高いということが不思議です。ただ、銀行株のPBRが低く、株主還元を頑張った結果、株価が上昇していることを私は知っています!!!なので、そのPBRから説明します!
 皆さんはPBRという言葉をご存じでしょうか?PBRとは、株価純資産倍率といい、現在の株価を会社の1株当たりの資産額で割った数値です。その数値が1倍を下回ると、会社の資産額より時価総額が低くなってしまっている状態ということになります。銀行株は、このPBRが1倍を切っている銘柄が多く存在しました。他国と比べてPBRが低い銘柄(銀行株以外も含めて)が多い状況に東証がPBRを上げるよう改善要請を出しました。このため、株価を上げるために、銀行株は軒並み株主還元を強化し、結果として株価が大きく上昇しました。
 銀行の株価が上昇した要因はPBRだけではありません。日銀の利上げに伴い、銀行の貸し出し金の金利が上昇しました。そのため、銀行の収益効率が向上し、多くの利益を見込める環境が整いました。また、この日銀の利上げは、今後も続くと見込まれていて、こうした背景による増益を見込まれて、投資家の資金が銀行銘柄に流れていきました
 最後に、そもそも地方には大企業と呼べる企業の本社が少ないということが挙げられます。例えば、TDKは、秋田県創業の大企業ですが、今は東京に本社があります。なので、時価総額をカウントする上で、東京の企業となっています。このように、地方にルーツのある企業は利便性を考慮し、大都市近郊に本社を移転していることが多く、地方に残っている企業が少ないのです。そうなると地方銀行は、多額の資金を扱い、その地域の個人や法人なら第一に利用する(根強い需要がある)ため、地方銀行の時価総額が必然的に高くなります。
 以上の理由から、銀行銘柄の時価総額が各都道府県の首位になれたようです。では、「国が衰退している証拠」というのは、一体どういうことなのでしょうか?


本質か、勘違いか

 「国が衰退している証拠」というワードがかなりインパクトがあるため、直感的に大げさだと判断してしまいそうですが、私なりにその真意を考えてみました。

新興企業が生まれないことへの批判

 社会には適切な新陳代謝が必要です。古い企業が淘汰され、新しい企業が興る。こうすることで国として成長し続けられるという考え方です。アメリカがまさにそうですね。一方、日本は伝統や弱きものを守ることに対して、重きを置いている傾向があります。本来、素の力では他の企業に負けてしまうはずの企業が多く残っているのは、これによるものです。なので、国の助けが無いとやっていけない企業に回すお金を、新しいことに挑戦している企業に回せばいいのに、そうしないから、いつまで経っても地方から新しい大企業が生まれず、地方銀行が首位であり続けてしまっている、という国政への批判かもしれません。

地方銀行の本領発揮

 その一方で、発信者の勘違いの可能性もあります。今まで投資家から見向きもされなかったのは、日銀の政策金利が低かったためであり、それが銀行の評価を大きく押し下げていただけで、実際は大きなポテンシャルがあったという事実に気付かれただけの可能性もあります。地方銀行とはいえ、大きな金額、多くの取引先を持っているはずです。これによって、地方の社会を回していることは確かなのです。盤石な地方銀行があるからこそ、新興企業が生まれる可能性があるわけで、貧弱な地方銀行では企業は興れないでしょう。


まとめ

 私の資産は銀行銘柄が多くを占めています。そのため、今回の件は私にとっては注目すべき話題でした。どんな理由にしろ、銀行銘柄が時価総額で首位に立ち、多くの投資家から注目されている現状は、私にとって嬉しいです!そんな状況が続くよう、銀行さんには多くの新興企業を生み出して欲しいですし、その結果、日本の経済を盛り上げる原動力として頑張ってほしいものです。
 本記事は以上となります。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!また次回の記事も宜しくお願いします!!!

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